店には入口に満月の扉があり、それを入るともう一つ三日月の扉があります。実は、この二つの扉には深い思いが込められています。 来店したお客様は一つ目の扉は満月で、二つ目の扉は下弦の月(欠け月)で入る事になります。つまり、月も欠けていく状態をお客様のお腹が空いた状態として表しているのです。 また、帰りの際は下弦の月(欠け月)で入った扉を反対から見るわけですから、上弦の月(満ち月)で扉を出る事になります。ここでは、月が満ちていく状態をお客様に置き換え、食事をされてお腹がいっぱいになった状態を表しているのです。そして最後は満月の扉で出るわけですから、お腹も心もいっぱいとなって帰って頂きたいという願いが込められている扉なのです。 店への出入りにそんな意味があるのを知ることで、扉を通り過ぎる時に少しの幸せを感じて頂ければと思います。 |
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